その他のPTSD治療におこなわれた治療法

行動療法

PTSDの治療に効果がある方法に行動療法があります。PTSDの症状によっては、ショックを受けた出来事を避ける、そういった可能性のある場所に行くと具合が悪くなるといったことがあります。もちろん、その出来事によっては、大震災などのようにめったに遭遇することのないその後の生活を送るのには直接支障が出ないというケースもあります。

ですが、交通事故やJR福知山線脱線事故のような電車事故、日本航空墜落事故などの飛行機事故に遭遇、または家族が亡くなったという人は、電車に乗れなくなった、飛行機を見るのが怖くなる、車が怖いというようなPTSDの症状が出たりするのです。また、中には外に出るのが怖いという人もいるのです。

そういった症状というのは、今後の日常生活に支障が出てしまいます。行動療法はそういったPTSDに効果がある方法と言われています。

行動療法とは、習慣的な行動をしっかりと理解し、その行動のリスクや安全性を確認し、日常生活が送れるよう学習していくという方法になります。わかりやすくいうと危険性がまだわからない幼い子供に、その行動の危険性を理解させる事で、勉強させて覚えさせていくという事と同じなのです。

例えば、電車に乗るのが怖い、発作を起こしてしまうという人ならば、最終的な目標を『一人で電車に乗れるようにする』と設定し、それに向けて『まずは数人で駅に行ってみる』、『切符を買ってみる』、『電車に乗らずにホームに立ってみる』、『駅に停車しているうちに、乗り降りをしてみる』、『数人で一駅乗ってみる』、『一人で乗ってみる』などのように段階を決めて徐々に克服していくという方法になります。もちろんPTSDの症状の程度によっては、電車に乗らなければ大丈夫という段階の人もいます。その人がどういう段階で発作や症状が起こってしまうのかを確認し、その段階から徐々に進めていくのです。

こういった行動療法は、荒療治的なところもありますが、比較的効果があるようです。ですが、その完治するまでの期間というのは個人差があります。