PTSDの症状
過覚醒
PTSDの症状の一つに『過覚醒』という症状があります。過覚醒というのは、PTSDとなってしまった出来事が起こってから、常に精神的に不安定になったり、集中力がなくなったり、ちょっとした事にも警戒するということがずっと続き、常に精神的に過敏な状態になっている事を言います。
通常、衝撃的な出来事が起こってしまうと、誰もが精神的に不安定になり、イライラしたり、ドキドキしたりと興奮状態でいるというものです。ですが一般的には徐々に薄れてきて数日、数週間で通常に戻っていくものです。ですが、過覚醒という症状は、その状態が解消されずいつまでも続いてしまいます。そのため、夜も眠れず不眠症になってしまう事もあるので、精神的だけでなく肉体的にも疲れてきてしまうのです。
例えば、通り魔にあった事が原因でPTSDになったという人は、男の人が近くを通りかかるだけで敏感になりますし、それどころか外出すらできなくなり引きこもりとなってしまう人もいるようです。東日本大震災で被災したという人は、もちろん余震もあり夜眠れないという人もいるようですが、ちょっとした物音でも地震では?と思うようになり、常にビクビクしている人もいるようです。
そういったちょっとした物音や照明がつくという事にも過敏に反応してしまいますので、集中力がそれてしまう状態になります。そのような精神状態では車の運転や、仕事も正常に行えないばかりか、胃を壊したりその他にも様々な病気を併発してしまう可能性も高くなります。
この過覚醒も時間の経過とともに解消されるのが一般的なのですが、数ヶ月にわたり発症している人もいます。そういった場合には、精神的にも限界が来てしまいますのでセラピーなどを受けて精神の安定をはかるといいでしょう。