PTSDの症状
回避
PTSDの症状で、回避という行動をとってしまう人もいます。回避というのは、そのPTSDの原因となる出来事を回避する行動になります。誰もがそういった状況は二度と経験したくないもので、避けたいものです。ですが、この場合の回避というのは、意識的に避けるだけでなく、無意識のうちのそのような出来事になりそうな場面を回避してしまうのです。
例えば、監禁された事があるという人は、知らず知らずのうちに狭い部屋や鍵のある部屋は避けてしまう、またレイプをされた経験のある人は男性がいるところは避ける、無意識に人気のないところは避ける等の行動をとるようになります。
そういった比較的軽度の回避行動だけでなく、辛いことを耐えるために感情をなくしてしまい、無感情になってしまうこともあります。また、一人でいる事が不安になってしまい、誰とも連絡が取れないと自暴自棄になってしまったりする人もいるようです。逆に恋愛や人間関係での出来事がPTSDとなってしまった場合には、人と話をするのが怖くなり人と出会うのを避けるようになり引きこもりになってしまうという人もいるようです。
あまりにもショックな出来事がPTSDとなってしまった場合には、その時の記憶すら回避するようになってしまい、それ以外の事は覚えているのに、その出来事だけに関しての記憶が一切なくなってしまうという場合もあるのです。この場合、その出来事を記憶から失くそうとしているだけで、心の奥底にはしっかりと残ってしまっています。そのためちょっとしたことでフラッシュバックをしてしまう事や、なぜか避けてしまうということがあるのです。こういった記憶を回避したという状況の場合、催眠療法などで記憶をその当時に戻して原因を突き止めるという方法をとる場合もあります。