PTSDの基礎知識

経験しなくてもPTSDになる?

一般的にPTSDになってしまう原因というのは、自分が心に激しいショックを受けた時に発症してしまうものです。ですが、PTSDは自分自身が死に直面した、それに近い経験をしたというわけでもないのにPTSDになってしまうこともあるのです。もちろん、それは他人が経験した事であっても、自分に置き換えてしまったりして発症してしまうことがあるようなのです。

例えば、自分が交通事故にあって怖い思いをしたという人は、場合によっては車に乗るのが怖くなったり、交差点などではそのシーンがフラッシュバックしてしまったり等でPTSDを発症してしまう事もあります。ですが、その現場にいて、交通事故のシーンを見てしまったという人も、同じように恐怖心がでてきてPTSDになってしまう人もいるのです。

また、先の東日本大震災においては、数多くの人が津波で家ごと流されてしまいました。そのシーンを携帯電話のムービー機能やビデオカメラで撮影していたという人もたくさんいたようです。そういったシーンがインターネットなどに流され、当初は人が流されていく映像や遺体が転がっているシーンなども流れていたのです。

そういったシーンをインターネットで見た人もPTSDとなってしまう可能性もあるようです。また、中には子供に津波の爪痕を見せてあげようと被災地を訪れるという人もたくさんいたようです。そういった子供達もショックのあまり泣き出す子もいれば、震える人もいるようでPTSDになってしまうこともあるようです。

このように、実際自分が体験しなくてもPTSDとなってしまい、長期にわたり苦しんでしまう人もいるようです。運悪くそういう光景を見てしまったという場合はどうしようもないですが、できるだけそういったシーンは避けるようにする方がいいようです。特に子供は感受性も強く、状況を受け入れられなくなるケースもありますので、十分に注意しなければいけません。