PTSDの基礎知識
PTSDをおこしたと思われる過去の事件・事故・災害
これまで、様々な災害や事件・事故がありますが、PTSDを起こしたと思われる過去の災害・事件・事故について紹介していきます。
まず、日本では地震によるPTSDが非常に多いようです。その中でもPTSDという言葉が認識されるようになったのは1995年に発生した阪神淡路大震災です。阪神淡路大震災においては被災した人達の多くがPTSDと診断され、その中でも子供たちが多く発症したと言われています。また、10年以上経過したにもかかわらずPTSDの疑いがあるという小中学生は未だ500人近くいるという調査結果が出ているのです。
先の東日本大震災においても数多くのPTSDを発症する被災者が出てくるものと言われています。東日本大震災は、地震だけでなく津波の被害が甚大でした。津波に飲み込まれた人もかなりの数にのぼりますが、沿岸部で命からがら生き残ったという人も数多く、自宅が津波に飲み込まれていく、家族が目の前で流されていく、流れていく人を助けられなかったなど様々な経験をした人がたくさんいるようです。そのためこれからはPTSDの診断・治療も急務となっています。
海外では2001年にアメリカで発生した9.11同時多発テロでも、ビル内にいた人だけでなくそのシーンを見た人などにPTSDを発症する人が多くいたようです。
2000年に発見・保護された新潟少女監禁事件では9年2ヶ月もの間、少女が監禁されてしまいPTSDの治療が必要とされています。ました。また北朝鮮に拉致事件などでも同じようにPTSDを発症したと思われ、こういった場合には複雑性PTSDを発生してしまいます。
また、本にもなった多重人格者ビリーミリガンは、実父の自殺、義父からの身体的虐待や性的虐待が影響して解離性同一障害(多重人格)になってしまったということもあり、こういった幼児虐待などもPTSDをおこしてしまう事件と言えます。