PTSDの基礎知識

PTSDとは

阪神淡路大震災や先の東日本大震災などの未曾有の大災害を経験したり、交通事故や火事などの事故などを目の当たりにしたりした人という人は、少なからずショックを受けてしまいます。その中での特に長期間にわたり、その時の記憶がフラッシュバックしたり、逆にその時の記憶が無くなったり、夢に出てくる、不眠症などの症状がでてしまう場合にはPTSD(Post-traumatic Stress Disorder)【心的外傷後ストレス障害】と診断されます。

そういった災害や事故では多くの人がかなりショックを受けてしまうものですが、それがトラウマとなり、PTSDはそのトラウマの状態から、なかなか抜け出せず引きずってしまう状態なのです。不眠症、似たような状況を無意識に避ける、フラッシュバックが起こる等の症状は通常1ヶ月程度でおさまるのです。その場合にはASD(急性ストレス障害)と診断されるのですが、その症状が1ヶ月以上続く場合にはPTSDと診断されるのです。

PTSDを抱えてしまうと、前述のような症状だけでなく、人間不信、性格が歪む、情緒不安定になるケースもあり、またさらに悪化すると心因性健忘症(記憶喪失)、自殺願望、解離性同一障害(二重人格・多重人格)になってしまう場合もあります。PTSDは通常のトラウマよりも症状が悪化している状態ですので、EMDR療法やセラピーなどの心療をおこなう事が有効とされています。

受けたショックの内容や人によってショックの大きさ種類は異なりますので、どのような治療法が適しているかというのは人それぞれとなります。自分自身で診療に行くというのはなかなかできないものですので、周りの人がサポートしてあげて、必要であれば一緒に付いていって診療を受けさせてあげる事も大切です。