PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、心に大きなショックを受けた事によりその後にも様々な障害が起こってきてしまうという病気になります。ほとんどの人がいろいろなショックを受けると、夢を見たり、気分が悪くなったりするものですが、その症状が4週間以上経過しても変わらず残ってしまった状態の時にPTSDと診断されるケースが多いようです。
PTSDになってしまう原因としては、東日本大震災や阪神・淡路大震災などの自然災害、強姦や殺人事件、交通事故など、事件・事故に遭遇した場合など、自分の想像している範囲以上のショックな出来事が起こった時などに発症してしまいます。またPTSDには、子供のころに受けた虐待やドメスティックバイオレンス(DV)など長期間にわたり繰り返して受けた衝撃による複雑性PTSDというにもあります。複雑性PTSDの方が、心に受けるショックが大きく、症状も深刻なケースが多いようです。
PTSDはトラウマと同じように考えられていますが、分かりやすく言うとトラウマの症状が悪化している、酷い状況がPTSDと呼ばれており、トラウマでは薬物療法も有効なケースもあるのですが、PTSDと診断される状態ですとあまり薬物療法は効果がないと言われています。
一般的にPTSDの治療法として85%以上の人に効果があるとされている方法には、PTSDの原因を思い出して行く半睡眠療法のようなEMDRという方法があります。その他にも非常に高い効果が期待できる治療法にはトークセラピーやグループセラピーがあります。また、効果のほどは人によってまちまちとなるようですが、PTSDの治療法として用いられることのある治療法として、催眠療法、自己暗示療法、行動療法、アニアマルセラピー、食事療法、運動療法などたくさんあるようです。
PTSDを改善するためにはこれらの治療法を用いるといいのですが、それでもPTSDになってしまった人の家族や友人などのまわりのサポートも重要になります。先の東日本大震災において、地震だけでなく津波の恐怖を体験した人もたくさんいます。また目の前で家や家族が津波に飲み込まれる光景を目の当たりにした子供もたくさんいますので、そういった人たちはPTSDになってしまう人がたくさんいると想定されます。そのためまわり人達の温かいサポートがこれから大切になってくるのです。